脳波をみてもらう
さて、脳波検査専門の病院に向かうことが決まった私。
ドクター「ひらきさん、ご飯食べた?」
私「はい …」
ドクター「コーヒー飲まないでね」
私「?」
ドクター「まだ食べれるんだったら甘いものでも食べといて」
私「??」
ドクター「まぁいいや、じゃあ、行ってらっしゃい!」
そう言われ、ドクターと医療事務の見送られて次の目的地へ向かった。
向かった先は、古〜い雑居ビルの中にある診療所みたいなところ。
正直、衛生的に大丈夫か?と問いたいくらい暗く、清潔感はなかった。
着いたのはまだ午後だった。それなのに部屋がくらい。窓があるのに。
マジ、病気になりそうだ
あたりを見回しながらそう思った。
診察室に通されると、殺風景なところに患者が座る椅子とベッドとMOOGのようなマシンがあった。
看護師さんは、
「怖がらなくて大丈夫ですよー電極通ったからって脳に異常がくるわけではないんで〜 全世界で行われている検査ですしー異常が出たなんて人は全世界にいないのでーもし、異常が出たらYahoo!のトップニュースに出て、厚労省から呼び出されますぅー 」
なんてベラベラ喋りならが、私の後頭部に吸着粘土をベタベタはり、その上に電極線をペタペタ置いていった。
実験検査は、1時間ほどだったと思う。
まず、ベッドに横になり、覚醒中と睡眠中の脳波を調べる。そのあと、光を見たときの脳波、深呼吸しているところの脳波を調べる。
脳波検査をした経験のある人は、おそらくわかるだろう。
こういう所で寝る、という行為がどうも難しいらしい。
まず20分経過を見て、寝ればok、寝ればければ再検査という。
というか、不清潔だし、環境音楽でもかけてくれればスッと寝られるだろうに。ダメなのかね。
しかーし、私はこうときに限って優等生!
特技は睡眠といっても過言ではない!
うまーいこと寝れて、起きたらすでに1時間ほど経っていた。
(そんなに寝てる意識ないのにな…)
診断結果がすぐに出ると言われ、また雰囲気が暗くなる待合室でしばらく周りをキョロキョロ見渡し、「掃除しろよ…」と事務の人に聞こえるようにつぶやていると
「ひらきさん」
とドクターに呼び出された。
…ドクターはこれまたヨボヨボのおじいちゃんで、
「え!?生きてる??うちのおばあちゃんも90歳過ぎてるけど、こんなスローモーションに動かない」
と思うくらいスローな動きでだった。ただし、経過や診断結果をカルテにものすごい勢いで書いていた。
ドクター「異常は特にないです」
私「よかったです!」
ドクター(イラッ)「安心しちゃダメですよ、来週、通院している病院へ検査結果を送るのでそれを見てその後どうするか話をしてください」
そう言われて、支払いをし、外に出た。
平日月曜には普段通り出社した。早速マネージャーに呼び出され、病院はいったか、結果はどうか、今後のタスクの割り振りを見直すなどサクサク話を進めた。
今後どうしていくか、は来週わかる。